夏休みに一緒にバンクーバーで一週間過ごした六年生のサンゴ。なんと、毎日日記を書いていたそうです!(ちっとも知らなかった!)
冬には中高一貫校の受験を控えているそうで、「その直前の夏休みに、塾にも行かずよく来たね!」とつい正直に言ってしまいましたが、よく考えてみれば、中高一貫校はグローバル化する社会で生き抜く人間力を養うことを目標に掲げていますもんね。そんな学校なら、勉強一すじで来た生徒よりも、きっといろいろな体験をもとに広い視野を持ちながら、自分でものごとを決めることのできる自立した子どもが欲しいに決まって・・・いるはず!(祈)
「あのね、受験の際の面接試験では、「自分は英語が話せなくてもバンクーバーでサマースクールに入り、現地の子どもたちと一緒にたくさんの経験をしてきました!言葉のギャップはありましたが、伝えようと思えばコミュニケーションは取れるということがわかりました!世界は広くて、その中で自分が何をしたいかを考えるいいきっかけとなりました!」って言うんだよ!私が校長なら君は合格じゃーー!」とつい夜遅くまで熱い面接指導をしてしまいました。。。時差ボケで眠かったろうに、ごめんね😂
彼女の日記が面白くて、ついニヤニヤしてしまいました。ちょっと抜粋します。
7月25日(火)
起きた時刻 7時40分ころ
今日は、スクールでロッククライミングをやりに行きました。けっこう上まできたときに下を向いてみたら、思わず「うひゃーこわっ!」と本音が漏れてしまいました。それでも登ろうとしたら、今度はつかむやつはあったのですが、登れそうなやつがなかったので、そのまま終わりにしました。
そのあとに二階の上級者レベルのとても斜めのところに行き、そこでは私が一番登れたと思います。昨日とは違う楽しさが感じられました。お昼ごはんもいつもよりおいしく感じられました。今日はいつもより疲れたけれど、いつもより楽しくて、いつもより体を動かして、登ったことのない高みに行って・・・。本当に今日は、とても面白かったです!(引用終わり)
イギリスの大学に留学中、あまりにもたくさんの小論文を次から次へと書かされるので驚きましたが、やっぱり子どものうちから「ものを書く」ことに慣れておくのは必要かなと思います。私はものを書くのがもともと嫌いではないのでそれほど大変ではありませんでしたが、周りのアジア人留学生たちは皆、山ほど出る小論文の課題に苦労していたと記憶しています。
サンゴ、自主的に毎日日記をつけるなんてすごい😁
ちなみに彼女の作文で私が一番好きな文章を紹介します。帰国の日に経由先の台北で台風のために足止めをくらい、嫌だったけれどそこで小籠包を食べたり本を読んだりして長時間過ごしたあとにようやく成田へ帰れたサンゴ。
「荷物の受取所で、ビールでベタベタになってビニール袋の中に入っている私のキャリーバックを見つけて、南ウイングの出口から出ました。お父さんが迎えに来てくれていました。家族と会えて良かったです。」
長旅で疲れたんだな、なぜか荷物にもビールがかかっちゃってベタベタできっと臭くて、でも成田に無事ついて人混みの中に自分のお父さんを見つけてホッとした六年生の気持ちがよく現れていて、大好きな文章です。
ありがとう、サンゴ!(ミニバスもいいけど、受験も頑張って!😁)
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